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経理業務での生成AIの使い方

  • yasuda-cpa-office
  • 11 分前
  • 読了時間: 3分

おはようございます!代表の安田です。


近年、ChatGPT等の生成AIが急速に普及し、経理・財務の現場でも活用が進みつつあります。本日は、経理・税務領域での生成AIの実務的な活用イメージと、公認会計士・税理士の立場から見た留意点を整理します。


経理業務での主な活用シーン

日常業務から専門的な論点まで、幅広い活用方法が考えられます。


<日常的な文書作成・整理>

  • メール文章の作成・校正

  • 会議の議事録作成

  • 社内資料・社内周知文のたたき台作成

まずは「文章作成アシスタント」としての利用が一般的でしょう。


<経理・税務の専門領域>

経理特有の活用としては、次のような活用方法が考えられます。

  • 会計基準・税法の条文や考え方の確認

  • 資本的支出か修繕費かの判定にあたっての論点整理

  • 契約書を読み込ませて、印紙税の要否を一次判断させる

  • 監査法人に質問する前の「壁打ち」として論点を整理する


さらに、より詳細な部分で言うと、以下のような活用方法も考えられます。

  • Excel 関数の提案

  • 収入印紙の一次判断

  • NotebookLM等に社内ルールを読み込ませ、社内規程の「辞書」として利用


生成AI活用のメリット

次のような効果が考えられます。


  • メール・議事録・社内資料の作成時間の短縮

  • 監査法人とのやり取りの往復が減り、論点整理がスムーズに

  • 領収書データを自動でスプレッドシートに書き出すことで、入力作業が大幅に削減


「ゼロから考える時間を減らし、人が判断すべき部分に集中できる」ことが、最大のメリットと言えます。


課題とリスク

メリットがある一方で、経理・税務ならではの懸念もあります。


  • 会計基準や税法について、もっともらしいが誤った回答を平気で返してくる

  • 専門知識がない利用者は、回答の正誤を判断できず、誤った処理につながるおそれがある

  • セキュリティ・機密保持への不安があり、機微情報を入力しづらい

  • 求める回答を得るための「プロンプト作成」が難しい


税理士の視点から見た、経理が押さえるべきポイント

生成AIを経理・税務で活用する際、次の3点は最低限押さえておくべきだと考えます。


(1)社内ルールと責任範囲を明確にする

  • どの業務で生成AIの利用を認めるか

  • どのレベルの情報(顧客名・金額・契約書原文など)まで入力してよいか

  • 最終判断者(決裁者)は誰か

といった点を、ガイドラインとして明文化しておくことが重要です。


(2)「一次案の作成」までと割り切る

会計基準の解釈、資本的支出か修繕費かの判定、印紙税の要否判断などは、あくまで論点整理や候補案の洗い出しに留め、最終判断は人が行なう前提が不可欠です。


(3)自社ナレッジと組み合わせて使う

  • 社内マニュアルや経理規程

  • 過去の仕訳・申告事例

  • 社内FAQ


などを整理したうえで、これらを土台とした「自社専用AI」の形で活用すると、一般的な生成AIよりも精度・再現性の高い回答が期待できます。


まとめ:生成AIは「経理担当者を代替する」のではなく「賢い相棒」に

生成AIはすでに経理実務の中に入り込み、メール・議事録から資本的支出判定・印紙税判断まで幅広く利用されています。


一方で、

  • 条文解釈の誤り

  • 印紙税額の誤提示

  • セキュリティの懸念

など、専門職として看過できないリスクも存在します。


生成AIは、「経理・税務担当者を置き換えるツール」ではなく、人が正しく使いこなすことで力を発揮する相棒として位置づけることが重要です。


当事務所では、

  • 経理・税務領域における生成AIの活用方針づくり

  • 資本的支出・修繕費、印紙税など専門領域での判断体制の構築

  • AIを前提とした経理・税務プロセスの見直し

についてのご相談にも対応しております。


自社の経理業務に生成AIを取り入れたいが不安がある、という企業様は、お気軽にお問い合わせください。





神戸 公認会計士 決算支援 開示書類作成

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