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コンビニでの確定申告書や届出書の印刷

  • yasuda-cpa-office
  • 11月11日
  • 読了時間: 3分

おはようございます!代表の安田です。

本日はコンビニでの確定申告書や届出書の印刷サービスのお話しです。


1.令和7年10月から「コンビニ印刷サービス」がスタート

国税庁は、令和7年(2025年)10月から、全国のコンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機で、所得税・消費税などの申告書や届出書を印刷できる新サービスを開始しました。

これまで申告書を入手するには、

  • 税務署窓口での配布

  • 国税庁ホームページからPDFをダウンロードして自宅プリンタで印刷

が主な方法でしたが、今回のサービスにより、プリンタを持っていない方でも、いつでも必要な申告書を入手できるようになりました。


2.利用できる店舗と対応マルチコピー機

このサービスを利用できるのは、以下のコンビニエンスストアに設置されたシャープ株式会社製のマルチコピー機です。

利用可能店舗

備考

ファミリーマート

全国ほぼ全店に設置

ローソン

一部地域を除き利用可能

ミニストップ

対応機種のある店舗に限る

ポプラグループ

対応店舗で利用可

印刷対象は「国税庁ホームページ掲載の各種様式」で、最新の申告書・届出書・申請書類がコンビニ端末から直接選択できます。


3.費用と操作方法

印刷にかかる費用は以下のとおりです。

印刷形式

料金(1ページあたり)

白黒

20円

カラー

60円

操作はとても簡単で、事前登録や会員手続きは一切不要です。


<操作の流れ(例)>

  1. コンビニのマルチコピー機メニューで「行政サービス」を選択

  2. 「国税庁 申告書・届出書印刷」を選ぶ

  3. 申告書や申請書の種類を一覧から選択

  4. ページ内容を確認し、印刷を実行

  5. その場で申告書を受け取る(領収書も発行)


これにより、従来よりもスピーディーかつ便利に税務書類を入手できるようになりました。


4.こんな方におすすめ

  • 自宅や事務所にプリンタがない

  • 外出先で急に申告書・届出書が必要になった

  • 書類をきれいに印刷したい(A4サイズで公式書式に準拠)

  • 税務署まで取りに行く時間がない


たとえば、「青色申告の承認申請書」や「開業届」「消費税課税事業者選択届出書」など、提出期限ギリギリで必要になった場合でも24時間営業のコンビニで即時印刷が可能です。


5.利用時の注意点

  • 印刷できるのは国税庁が指定した様式のみ(地方税関係書類は対象外)

  • コンビニによって設置機種が異なるため、必ず「シャープ製マルチコピー機」があるか確認を

  • 印刷した書類への記入・提出は手書きまたはe-Taxによる提出が必要

  • e-Tax提出用の「QRコード」や「バーコード」は印字されません


また、国税庁のホームページでは、対応書類一覧や利用可能店舗の検索も提供されています。利用前に以下の公式ページで詳細を確認すると安心です。


6.税理士からのコメント

今回の新サービスは、特に個人事業主・フリーランスの方や副業納税者にとって利便性が大幅に向上する取り組みです。プリンタを持たない方でも、深夜や休日に申告書を印刷できる点は大きなメリットといえます。


一方で、印刷した書類はあくまで「紙での提出用」ですので、電子申告(e-Tax)との併用が最も効率的です。e-Tax利用の際は、マイナンバーカードや電子証明書の有効期限にも注意しましょう。




神戸 公認会計士 決算支援 開示書類作成

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