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報酬依存度

  • yasuda-cpa-office
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

おはようございます!代表の安田です。


今回は、税理士事務所経営における報酬依存度が高いことのリスク管理について考えてみたいと思います。


報酬依存度とは?

「報酬依存度」とは、特定の顧問先からの報酬が事務所全体の売上に占める割合を示す指標です。例えば、1つの大口顧客からの報酬が全体の30%を占めている場合、その事務所は「報酬依存度30%」となります。

この割合が高いと、万一その顧客を失った際の経営リスクが大きくなるため、事務所運営上の重要な管理指標といえます。


なぜ報酬依存度が問題になるのか?

  • 顧問先の業績悪化や倒産 → 事務所収入の大幅減少に直結

  • 契約解除のリスク → 経営基盤が一気に揺らぐ

  • 価格交渉で弱い立場に → 顧問先に依存していると、報酬単価の引下げ圧力を受けやすい


このように、依存度が高いと事務所の健全な経営が難しくなる可能性があります。


税理士事務所としての対応策

  1. 顧問先の分散化

    新規顧客の獲得や小規模案件の積み重ねによって、売上をバランスよく配分する

  2. サービスラインの拡充

    記帳代行や申告業務だけでなく、経営コンサルティングや相続対策など多角化を進める

  3. モニタリングの徹底

    定期的に報酬依存度を計算し、基準値を超えないよう管理する


まとめ

今回は、税理士事務所にとっての「大口依存リスク」を取り上げました。

当事務所でも、特定の顧問先に過度に依存しない体制づくりを意識しつつ、幅広いお客様に安定したサービスを提供できるよう努めています。




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